Vibe Coding 塾|学習キット

自社ドメインを
Claude Code で自由に更新する
テクニック

お名前.com やさくらインターネットでドメインを取得した方でも大丈夫。
Cloudflare を経由するだけで、Claude Code がドメインを自動更新できるようになります。

ドメイン管理 Cloudflare ネームサーバー切り替え Claude Code 連携

まず「なぜ必要か」を理解しましょう

仕組みが分かると、手順の意味がすっきり理解できます

背景 01
なぜお名前.com や
さくらのサーバーでは
Claude Code が操作できないのか
(CLIアクセスができないサーバーの問題)
🏪 身近な例えで言うと… お名前.com やさくらインターネットのドメイン設定画面は「ブラウザでしか操作できない窓口」です。Claude Code のような AI ツールは「電話やファックスで直接指示を出す仕組み」を使います。ブラウザ専用の窓口には、電話口でいくら話しかけても通じません。

Claude Code がドメインやDNS(サイトの住所録)を操作するには、「API(エーピーアイ)」という仕組みが必要です。 これは「機械同士がプログラムを通じてやり取りする専用窓口」のことです。

お名前.com やさくらインターネットのような一般的なレンタルサーバーは、 人間がブラウザ(Chrome や Safari など)でログインして手動で操作することを前提に設計されています。 Claude Code のような AI ツールが直接操作できる API を、一般ユーザーには提供していません。

操作方法人間によるブラウザ操作Claude Code の操作
お名前.com✅ できる(ログインして操作)❌ できない(API非公開)
さくらインターネット✅ できる(コントロールパネル)❌ できない(API非公開)
Cloudflare✅ できる(ダッシュボード)✅ できる(API公開・無料)
背景 02
Cloudflare を間に挟むと
何が変わるのか
(DNSをCloudflareに移すことの意味)
📮 身近な例えで言うと… お名前.com はドメイン(住所)を「購入する場所」で、Cloudflare はその住所の「電話帳(DNS)を管理する場所」です。住所の購入先はお名前.com のままでよく、「電話帳の管理」だけ Cloudflare に移すイメージです。Cloudflare の電話帳は Claude Code が API で直接書き換えられます。

ドメインには「購入・登録する場所」と「DNS を管理する場所」の2つがあります。 今回行う設定は、「ドメインを別の会社に移す」のではなく、「DNS の管理だけ Cloudflare に任せる」という作業です。 お名前.com やさくらでの契約はそのまま続きます。

お名前.com
ドメイン購入(そのまま)
ネームサーバー
Cloudflare に変更 ✅
Cloudflare DNS
Claude Code が操作可能
あなたのサーバー
表示先(そのまま)
✅ この設定で何ができるようになるか
  • 「サブドメインを追加して」「このIPアドレスに向き先を変えて」などを Claude Code に日本語で頼むだけで DNS が更新される
  • 新しいサービスを立ち上げるたびにブラウザでログインして手動設定する手間がなくなる
  • ドメイン設定のミスが減り、素早くサイトを公開できる
⚙️ 設定の手順(全4ステップ)
ステップ 01
Cloudflare に
無料アカウントを作る
(所要時間:約5分)
📋 この作業のゴール Cloudflare(クラウドフレア)という無料サービスにアカウントを登録します。ここが「ドメインの DNS を管理する新しい本部」になります。

Cloudflare は世界最大級のインターネットインフラ企業です。無料プランでも DNS 管理・API アクセスが使えます。 まずはアカウントを作成しましょう。

  1. Cloudflare のウェブサイトを開く ブラウザ(Chrome など)で cloudflare.com と入力してアクセスします。 右上の「Sign up」または「サインアップ」ボタンをクリックします。
  2. メールアドレスとパスワードを入力する 普段使っているメールアドレスと、新しいパスワードを入力します。パスワードは英数字・記号を混ぜた8文字以上を推奨します。 入力後「Sign up」ボタンを押します。
  3. 届いたメールを確認する 登録したメールアドレスに「Cloudflare」から確認メールが届きます。 メール内の「Verify email(メールアドレスを確認する)」というボタンをクリックします。
  4. ダッシュボードに入れることを確認する ボタンをクリックすると Cloudflare の管理画面(ダッシュボード)が開きます。 これでアカウント作成は完了です。
💡 料金について:今回使う機能(DNS管理・API)はすべて「Free プラン」で利用できます。クレジットカードの登録は不要です。
ステップ 02
自分のドメインを
Cloudflare に登録する
(所要時間:約10分)
📋 この作業のゴール Cloudflare に「このドメインの DNS を私が管理します」と登録します。この作業で、Cloudflare から「ネームサーバー(名前解決サーバー)」という2つのアドレスが発行されます。次のステップで使うのでメモしておきましょう。
  1. 「Add a site」をクリックする Cloudflare ダッシュボード上部にある「Add a site(サイトを追加する)」ボタンをクリックします。
  2. 自分のドメイン名を入力する 入力欄に自分のドメイン名を入力します(例:example.co.jp)。 「www.」は付けずに入力します。入力後「Add site」ボタンを押します。
  3. 「Free プラン」を選択する 料金プランの選択画面が表示されます。一番下の「Free」を選択し、「Continue」をクリックします。
  4. 既存の DNS 設定が読み込まれるのを待つ Cloudflare が現在のドメインの DNS 設定を自動で読み取ります。数秒〜1分ほど待ちます。 読み込みが終わったら内容を確認し、「Continue」をクリックします。
    ※ ここでは内容を変更する必要はありません。そのまま次へ進んでください。
  5. ネームサーバーの2つのアドレスをメモする【重要】 画面に下記のような2つのアドレスが表示されます。 この2つは次のステップで必要になります。必ずコピーかメモをしてください。
    📋 メモする2つのアドレス(例)
    ネームサーバー1:anna.ns.cloudflare.com
    ネームサーバー2:bob.ns.cloudflare.com
    ※ 実際に表示されるアドレスはアカウントによって異なります。画面に表示されたものをそのままコピーしてください。
ステップ 03-A
【お名前.com をお使いの方】
ネームサーバーを
Cloudflare に切り替える
(所要時間:約5分・反映まで最大48時間)
📋 この作業のゴール お名前.com の設定画面で「このドメインの DNS は Cloudflare が管理します」と登録します。ステップ2でメモしたネームサーバーの2つのアドレスをここで入力します。
  1. お名前.com にログインする onamae.com にアクセスし、「お名前.com Navi」にログインします。 画面上部の「ログイン」→ お名前ID(またはメールアドレス)とパスワードを入力します。
  2. 「ドメイン設定」を開く ログイン後の管理画面で、上部メニューの「ドメイン」→「ドメイン機能一覧」をクリックします。
  3. 対象のドメインにチェックを入れる ドメイン一覧の中から、Cloudflare に切り替えたいドメインの左側のチェックボックスにチェックを入れます。
  4. 「ネームサーバーの設定」をクリックする ページ内の「ネームサーバーの設定」または「DNS設定/転送設定」をクリックします。
  5. 「他のネームサーバーを使う」を選択する ネームサーバーの設定画面で「他のネームサーバーを使う」または「カスタムネームサーバー」のタブまたはラジオボタンを選択します。
  6. Cloudflare のネームサーバーを入力する 入力欄に、ステップ2でメモした2つのアドレスを1行ずつ入力します。
    📋 入力内容(ステップ2でメモしたアドレスを入力)
    1行目:anna.ns.cloudflare.com(← ご自身のアドレスに読み替えてください)
    2行目:bob.ns.cloudflare.com(← ご自身のアドレスに読み替えてください)
  7. 「確認」→「設定する」をクリックする 入力内容を確認し、「確認」ボタン→「設定する」ボタンの順にクリックします。 「完了しました」というメッセージが表示されれば設定完了です。
    ⏳ 設定が全世界に反映されるまで、通常24〜48時間かかります。すぐには変わらないので安心してください。
ステップ 03-B
【さくらインターネットをお使いの方】
ネームサーバーを
Cloudflare に切り替える
(所要時間:約5分・反映まで最大48時間)
📋 この作業のゴール さくらインターネットの会員メニューで「このドメインの DNS は Cloudflare が管理します」と登録します。ステップ2でメモしたネームサーバーの2つのアドレスをここで入力します。
  1. さくらインターネットの会員メニューにログインする secure.sakura.ad.jp/menu にアクセスし、会員ID(数字)とパスワードを入力してログインします。
  2. 「ドメインコントロールパネル」を開く ログイン後のメニューで「契約情報」→「ドメイン一覧」をクリックします。
  3. 対象のドメインをクリックする 一覧から Cloudflare に切り替えたいドメイン名をクリックします。
  4. 「ネームサーバー」の「変更」をクリックする ドメインの詳細画面で「ネームサーバー情報」という項目を探し、その横の「変更」ボタンをクリックします。
  5. 「さくら以外のネームサーバーを使用する」を選択する ネームサーバー変更画面で「さくらインターネット以外のネームサーバー」または「カスタムネームサーバー」を選択します。
  6. Cloudflare のネームサーバーを入力する 入力欄に、ステップ2でメモした2つのアドレスを入力します。
    📋 入力内容(ステップ2でメモしたアドレスを入力)
    ネームサーバー1:anna.ns.cloudflare.com(← ご自身のアドレスに読み替えてください)
    ネームサーバー2:bob.ns.cloudflare.com(← ご自身のアドレスに読み替えてください)
  7. 「確認」→「設定する」をクリックする 内容を確認し、送信します。完了メッセージが出れば設定完了です。
    ⏳ 設定が全世界に反映されるまで、通常24〜48時間かかります。
ステップ 04
Cloudflare で
反映されたことを確認する
(24〜48時間後に確認)
📋 この作業のゴール Cloudflare のダッシュボードに「Active(アクティブ)」と表示されれば、設定が完了し Claude Code と連携できる状態になっています。
  1. 24〜48時間後に Cloudflare ダッシュボードを開く ネームサーバーの変更設定後、少し時間をおいてから cloudflare.com にログインします。
  2. ドメインの横に「Active」と表示されているか確認する ダッシュボードのドメイン一覧で、先ほど登録したドメインの横に 緑色で「Active(アクティブ)」と表示されていれば設定完了です。
    📋 ステータスの意味
    🟢 Active:設定完了・Claude Code から操作可能です
    🟡 Pending:まだ反映中です・もう少し待ちましょう(最大48時間)
    🔴 Failed:ネームサーバーの入力内容を確認してください
⚠️ 48時間経っても「Pending」のままの場合は、お名前.com またはさくらインターネットの設定画面に戻り、入力したネームサーバーのアドレスに誤りがないか確認してください。スペルミスや全角文字の混入が原因のことがほとんどです。
🤖 Claude Code から指示するだけで DNS を更新する
連携 01
設定完了後は
Claude Code に日本語で頼むだけ
(Cloudflare の API トークンを Claude Code に設定する)
🤖 身近な例えで言うと… Cloudflare は Claude Code に「社員証と操作許可証(API トークン)」を発行できます。その許可証を Claude Code に渡しておくと、「shop.example.co.jp というサブドメインをサーバーのIPアドレス◯◯◯に向けて」などを日本語で頼むだけで、自動で DNS が書き換わります。

Claude Code から Cloudflare を操作するには「API トークン」という許可証の発行が必要です。 一度設定しておけば、それ以降は Claude Code に日本語で指示するだけで DNS を更新できます。

  1. Cloudflare の API トークンを発行する Cloudflare ダッシュボード右上のアカウントアイコン →「My Profile(マイプロフィール)」→「API Tokens」→「Create Token(トークンを作成)」をクリックします。 テンプレートの一覧から「Edit zone DNS(DNS 編集)」を選び「Use template」をクリックします。 画面下の「Create Token」を押すと、英数字の長い文字列(API トークン)が表示されます。
    ⚠️ この文字列は一度しか表示されません。必ずコピーして安全な場所(メモ帳など)に保存してください。
  2. 発行した API トークンを Claude Code に伝える Claude Code のプロジェクトで環境変数(設定ファイル)に API トークンを登録します。 .env ファイルに次のように1行追記してください。
    📋 .env ファイルに追記する内容
    CLOUDFLARE_API_TOKEN=ここに発行したAPIトークンを貼り付ける
    CLOUDFLARE_ZONE_ID=ここにゾーンIDを貼り付ける
    ゾーンID は Cloudflare ダッシュボードのドメイン一覧ページ右側の「Zone ID」欄に表示されています。
  3. Claude Code に指示してみる 設定が完了したら、Claude Code のチャット画面に日本語で指示を入力します。 Claude Code が Cloudflare API を通じて DNS を自動で更新します。
✅ こんな指示ができるようになります
  • 「shop.example.co.jp というサブドメインを作って、サーバーのIPアドレス 123.456.789.0 に向けて」
  • 「lp.example.co.jp を Vercel の公開 URL に向けて CNAME レコードを追加して」
  • 「現在の DNS レコードをすべて一覧で教えて」
  • 「blog.example.co.jp の向き先を今のものから新しいサーバーに変えて」
💡 セキュリティのヒント:API トークンは「Edit zone DNS」権限のみに絞って発行するのが安全です。不必要な権限を与えると、万一トークンが漏れた際のリスクが大きくなります。

全体の流れまとめ

4ステップで「Claude Code がドメインを自由に更新できる環境」が完成します

👤
Step 1:Cloudflare 無料登録
cloudflare.com でアカウントを作る(約5分)
🌐
Step 2:ドメインを Cloudflare に登録
ネームサーバー2つのアドレスをメモする(約10分)
🔄
Step 3:ネームサーバーを切り替える
お名前.com またはさくらの設定画面で変更(約5分・反映48時間)
Step 4:Active を確認
Cloudflare ダッシュボードで「Active」表示を確認する
🔑
API トークンを発行
Cloudflare から Claude Code への「操作許可証」を発行する
🤖
Claude Code に日本語で指示
「サブドメインを作って」などを日本語で頼むだけで DNS が更新される
← 学習キットトップに戻る