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Step 2|マニュアル

Claude Code
初心者向けマニュアル

非エンジニアの方でも理解できるように、
日常生活の例えを使って全15章で解説します。

Chapter 1
全体像を理解しよう
開発ツールはチームで一つの仕事をしています

「プログラミング」と聞くと難しそうに聞こえますが、使うツールの役割を理解すれば全体の流れが見えてきます。

各ツールの役割

ツール役割のたとえ
VS Codeコードを書く机・作業部屋
GitHubコードを保管するクラウドドライブ
Vercel完成品をインターネットに公開する印刷所
Supabaseアプリのデータを保存するクラウド表計算
Claude Code隣で助けてくれるAIアシスタント
💡 全体の流れ

「VS Codeでコードを書く → GitHubに保存 → Vercelで公開 → Supabaseにデータ保存」という流れです。Claude Codeはこの全ての過程をサポートしてくれます。

Chapter 2
インストールの準備
必要なソフトウェアを揃えましょう

開発を始める前に、必要なソフトウェアをインストールします。チェックリストを使って一つずつ確認しながら進めましょう。

インストールが必要なもの

  • 1
    Git — ファイルの変更履歴を管理するツール
  • 2
    Node.js — JavaScriptを動かす実行環境(Next.js開発に必要)
  • 3
    Python — 一部のAIツール(MCP等)に必要
  • 4
    VS Code — コードを書くエディター(作業部屋)
  • 5
    Anthropicアカウント — Claude Codeを使うためのアカウント
  • 6
    Claude Code拡張機能 — VS CodeにAIを追加する
  • 7
    GitHubアカウント — コードを保管・共有するサービス
💡 ヒントチェックリストページでクリックしながら進めると、どこまで完了したか一目で分かります。
Chapter 3
GitHubを理解しよう
コードのクラウドリポジトリ
🔑 日常の例え

GitHubは「コードのGoogle Drive」です。写真や書類をGoogleドライブに保存するのと同じように、コードをGitHubに保存・共有・管理できます。

GitとGitHubの違い

名前場所役割
Git自分のPC上変更履歴を記録・管理するツール
GitHubインターネット上Gitの内容をクラウドで保存・共有するサービス

GitHubでできること

  • コードをクラウドにバックアップ保存
  • チームメンバーとコードを共有・共同編集
  • 過去の状態に巻き戻す(タイムマシン機能)
  • Vercelと連携してアプリを自動デプロイ
⚠️ よくある間違いGitとGitHubは別物です。Gitはコンピューターにインストールするツール、GitHubはGitを使ったWebサービスです。
Chapter 4
リポジトリを理解しよう
プロジェクトの「箱」
🔑 日常の例え

リポジトリは「プロジェクトの箱(フォルダ)」です。1つのアプリ・Webサイトの全ファイルと変更履歴を1つの箱にまとめて管理します。

リポジトリの種類

種類誰が見られる?用途
パブリック世界中の誰でもオープンソース・ポートフォリオ
プライベート許可した人だけ個人・社内プロジェクト

よく使うGitコマンド

# リポジトリを自分のPCにコピーする git clone https://github.com/username/repository-name.git # 現在の状態を確認する git status
Chapter 5
Commitを理解しよう
ゲームのセーブポイント
🔑 日常の例え

Commitはゲームの「セーブポイント」です。コードを変更した区切り目に「この状態を記録!」とCommitしておくと、後で問題が起きたときにそのポイントに戻れます。

Commitの3ステップ

# ① 変更したファイルを選ぶ(ステージング) git add ファイル名.tsx # ② 変更を記録する(コミット) git commit -m "ログインページのボタン色を青から緑に変更" # ③ GitHubに送信する(プッシュ) git push origin main

良いコミットメッセージの例

  • ✅「ユーザー登録フォームのバリデーションを追加」
  • ✅「商品一覧の画像が表示されないバグを修正」
  • ❌「修正した」「変更」「aaa」(具体性がないのでNG)
💡 ヒントCommitは「何をどう変えたか」が1行で分かるメッセージを書くのが鉄則です。
Chapter 6
Pull・Pushを理解しよう
アップロードとダウンロード
操作方向日常の例え
Push自分のPC → GitHubファイルをクラウドへアップロード
PullGitHub → 自分のPC最新ファイルをダウンロード
# GitHubの最新を取得する git pull origin main # 自分の変更をGitHubへ送る git push origin main
⚠️ チーム作業のルール自分の変更をPushする前に必ずPullで最新状態を取得しましょう。先にPullしないと、他の人の変更と衝突(コンフリクト)することがあります。
Chapter 7
Claude Codeを使いこなそう
AIアシスタントとの協力の仕方

Claude Codeとは

Claude CodeはAnthropicが開発したVS Code拡張機能です。AIと会話するようにコードを一緒に書いたり、バグを見つけてもらったり、コードの意味を説明してもらえます。

プランの違い

プラン費用利用制限
無料0円1日の使用量に上限あり
Pro約3,000円/月より多くのメッセージを送れる
Max約15,000円/月さらに多くのメッセージ・高速

良い指示の出し方

  • ✅「ログインページの〈パスワード〉入力欄を赤い枠で囲んでください」
  • ✅「このエラーメッセージの原因を教えてください:[エラー内容]」
  • ❌「直してください」「何かして」(具体性がない)
💡 ヒント「どのページの」「何を」「どうしたいか」の3点セットで伝えると、的確な返答が得られます。
Chapter 8
Claude Code CLI(コマンドライン)
文字で命令を送る操作画面
🔑 日常の例え

コマンドラインは「テキストメッセージでパソコンに指示を送る」ようなものです。マウスでクリックする代わりに、文字を打ってコンピューターを操作します。

よく使うコマンド一覧

コマンド何をするか
npm run dev開発サーバーを起動(ブラウザでプレビュー)
npm install必要なパッケージを全部インストール
ls(Mac)/ dir(Win)今いるフォルダの中身を一覧表示
cd フォルダ名フォルダを移動する
git status変更されたファイルの一覧を表示
💡 ヒントVS Codeのターミナルは「表示」メニュー→「ターミナル」で開けます。ショートカットは Ctrl+@(Windows)/ ⌃`(Mac)です。
Chapter 9
MCPサーバーを理解しよう
AIに「手足」を与える仕組み
🔑 日常の例え

MCPは「AIに手足を与える仕組み」です。普通のAIはチャット(会話)しかできませんが、MCPを設定するとGitHubを操作したり、ブラウザを自動で動かしたり、ファイルを検索したりできるようになります。

MCPでできること(例)

  • GitHubのIssueやPull Requestを確認・作成
  • ブラウザを自動操作(Playwright MCP)
  • Supabaseのデータを検索・更新
  • ウェブ検索を実行して最新情報を取得

設定ファイルの例

{ "mcpServers": { "github": { "command": "npx", "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"], "env": { "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "your-token" } } } }
⚠️ 注意MCPサーバーの設定ファイルにAPIキーを書く場合は、そのファイルをGitHubに公開しないよう注意してください。
Chapter 10
Next.jsを理解しよう
Webアプリのプレハブ住宅キット
🔑 日常の例え

Next.jsは「プレハブ住宅のキット」です。一から家を建てるのではなく、材料と設計図がセットになったキットを使うことで、素早く安全に家を建てられます。Webアプリ開発も同じです。

Next.jsの主な機能

  • ルーティング自動化 — フォルダにファイルを置くだけでURLページになる
  • API機能内蔵 — バックエンドAPIも同じプロジェクトで作れる
  • 表示速度の最適化 — 高速なページ読み込みを自動で実現
  • Vercel対応 — Vercelへのデプロイが超かんたん

基本のファイル構成

my-app/ ├── app/ ← ページのファイルを置く場所 │ ├── page.tsx ← トップページ(/) │ ├── about/ │ │ └── page.tsx ← Aboutページ(/about) │ └── layout.tsx ← 全ページ共通のレイアウト ├── public/ ← 画像などの静的ファイル └── package.json ← プロジェクトの設定
Chapter 11
Node.jsを理解しよう
JavaScriptを外で動かす実行環境
🔑 日常の例え

JavaScriptはもともとブラウザ(Chrome等)の中でしか動きませんでした。Node.jsは「JavaScriptをブラウザの外でも動かせるようにする実行環境」です。サーバー、デスクトップアプリ、コマンドラインツールなどを作れるようになります。

npmとは

npm(Node Package Manager)はNode.jsと一緒にインストールされる「ライブラリ管理ツール」です。世界中の開発者が作ったツールを簡単にインストールできます。

# プロジェクトに必要なパッケージを全部インストール npm install # 特定のパッケージを追加 npm install パッケージ名 # 開発サーバーを起動 npm run dev

package.jsonの役割

package.jsonはプロジェクトの「説明書」です。プロジェクト名・バージョン・使っているパッケージ一覧・コマンド定義が書かれています。

Chapter 12
Vercelを理解しよう
Webアプリを世界に公開する場所
🔑 日常の例え

Vercelは「Webアプリの出版社」です。手元(PC)で書いた本(アプリ)を、インターネット上に出版(公開)してくれます。GitHubと連携すると、原稿(コード)をGitHubに渡すだけで自動で出版してくれます。

デプロイの自動化フロー

  • 1
    VS Codeでコードを書く
  • 2
    GitHubへPush(アップロード)
  • 3
    VercelがGitHubの変更を検知して自動でビルド開始
  • 4
    数分後にアプリが本番URLで公開される

環境変数の設定

APIキーなどの秘密情報はVercelの管理画面で「Environment Variables(環境変数)」として設定します。コードに直接書くと危険なため、この方法を使います。

⚠️ 無料でも使えます個人の学習・小規模なプロジェクトならVercelの無料プランで十分です。商用・大規模プロジェクトは有料プランが必要になります。
Chapter 13
Supabaseを理解しよう
クラウド上のデータベース
🔑 日常の例え

Supabaseは「クラウド上のスプレッドシート」です。ユーザー情報・商品データ・投稿内容などをクラウドのデータベースに保存し、アプリから読み書きできます。Googleスプレッドシートが自動でAPIになったイメージです。

Supabaseの主な機能

機能説明
データベース表形式でデータを保存・検索できる
認証ユーザーのログイン機能を内蔵
ストレージ画像・動画などのファイルを保存
リアルタイムデータが更新されたら即座にアプリに通知

RLS(行単位セキュリティ)の重要性

RLSは「自分のデータは自分だけが見られる」というルールをデータベースに設定する機能です。必ず設定するようにしましょう。

⚠️ APIキーの取り扱いSupabaseのAPIキーは .env ファイルに書き、絶対にGitHubにアップロードしないようにしましょう。
Chapter 14
.envファイルとは?
秘密情報(APIキー)の安全な管理方法
🔑 なぜ必要?

SupabaseのAPIキーや決済サービスのシークレットキーをコードの中に直接書くと、GitHubに公開した瞬間に世界中から見られてしまいます。.envファイルはそれを防ぐための「シークレット専用のファイル」です。

.env.localファイルの書き方

書き方の例(Next.js)
NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL=https://xxxxx.supabase.co
NEXT_PUBLIC_SUPABASE_ANON_KEY=eyJhbGci...

コードの中では process.env.NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL として呼び出します。

絶対に守るルール

場所設定方法
自分のPC(開発中).env.local に書く
Vercel(本番公開後)Vercelの「Settings → Environment Variables」に設定
GitHub絶対にアップロードしない
⚠️ .gitignoreで必ず除外する
Next.jsプロジェクトを作ると .gitignore が自動生成されます。.env*.local の行が含まれているか確認しましょう。含まれていない場合はClaude Codeに「.gitignoreに.env.localを追加して」と頼んでください。

Vercelでの設定手順

  • 1
    Vercelにログインして対象プロジェクトをクリック
  • 2
    「Settings」→「Environment Variables」を開く
  • 3
    変数名(例: NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL)と値を入力して「Save」
  • 4
    「Deployments」から再デプロイして反映
Chapter 15
実践!開発の流れを掴もう
最初のアプリを作るステップ

開発の基本的な流れ

  • 1
    GitHubでリポジトリを作成
    github.com → 「New」ボタン → リポジトリ名を入力 → 「Create repository」
  • 2
    自分のPCにクローン(コピー)
    git clone https://github.com/username/repo-name.git
  • 3
    Next.jsプロジェクトを作成
    npx create-next-app@latest
  • 4
    VS CodeとClaude Codeで開発
    機能を作るたびにCommitを繰り返す
  • 5
    GitHubにPush
    git push origin main
  • 6
    VercelでデプロイしてURLを公開
    GitHubと連携済みなら自動でデプロイされる

よくある用語集

デプロイ
アプリをインターネットに公開すること
ローカル
自分のPC上(インターネットに公開されていない状態)
本番環境
実際にユーザーが使うインターネット上の環境
ビルド
コードを公開できる形に変換する処理
API
アプリ同士がデータをやり取りする仕組み
.envファイル
APIキー・パスワード等の秘密情報を管理するファイル。GitHubには絶対に上げない
.gitignore
GitHubにアップロードしないファイルを指定するリスト
フレームワーク
開発を効率化するためのひな型・枠組み
ポート
開発サーバーが使う番号(例: localhost:3000)
ブランチ
コードの変更を分けて管理する「作業専用ルート」
🎯 理解度チェッククイズに挑戦する 全15章・45問のクイズで理解度を確認しましょう